家に要らなくなった喪服用の帯があります。黒い帯なのでリメイクもできないし、捨てようかどうしようか迷っています。
捨てるのはちょっと待ってください。黒い帯だからこそ、リメイクに向いてるんですよ!
黒い帯はリメイクに向いていないと思っていませんか?
実は、黒い帯だからこそできるリメイク品はたくさんあります。
日常の洋服や、バッグや財布、ベルトなど黒の物って多いですよね。
黒は、どんなコーディネートにも合わせられる便利な色ですので、リメイク品に向いているのです。
この記事では黒の喪服帯を使ったリメイク品やバッグの作り方を紹介します。
- 黒の帯をリメイクした小物など5つ紹介
- 黒の帯で作るトートバッグの作り方を解説
- 【番外編】デザインを変えて帯をよみがえらせる方法
この記事を読めば、あなたもきっと喪服帯を捨てずにリメイクしてみようと思いますよ。
ぜひ、最後までお読みくださいね。
黒い帯の意外なリメイク品【5つ】
喪服帯の黒い帯は地味で使い勝手の悪いイメージがありませんか?
喪服イコールネガティブにつながりますので、それは仕方のない事ですね。
しかし、黒だからこそできる小物や黒だからこそ粋なリメイクに仕上げることも出来るのです。
それでは、SNSの投稿で見つけた意外なリメイク品5つをご紹介します!
帽子にリメイク
こちらのSNS投稿は、黒い帯を帽子にリメイクしています。
2枚目の写真のように後ろ側をリボンのようにして、サイズ調整ができるようになっています。
カジュアルかつ、シックなイメージでとてもかっこいいですね!
ベルトにリメイク
こちらの写真は、黒い帯に黒いリボンを使って、コルセットベルトのようにリメイクしています。
フレアのスカートやワンピースなどに合わせると、メリハリのきいたコーディネートになりますね。
リュックにリメイク
この写真には「お盆用のリュック」と書かれています。
喪服用の黒い帯で小型のリュックを作っていて、お盆のお墓参りなどにとても重宝しそうですね。
タペストリーにリメイク
こちらのSNSには、タペストリーが紹介されていました。
黒地の帯を細いテーブルランナーにして、そのランナーをタペストリーに変化させています。
玄関や廊下などのアクセントにすれば、家の中が華やかになりますね。
道具箱にリメイク
最後に紹介するのは、道具箱にリメイクしている作品です。
箱に黒い帯を貼り付けるだけなので、簡単に作れます。
大切な書類や手紙入れ、裁縫道具入れなど使い方を考えるだけでも、楽しいですね。
続いて「黒い帯をトートバッグ」にリメイクする方法を解説します。
黒い帯を簡単リメイク【トートバッグの作り方】
いろいろなリメイク品を紹介してきましたが、自分で簡単にリメイクしてみたいと思いませんか?
ビーナスの帯ではYouTube動画で、黒い帯を使ったトートバッグの作り方を紹介しています。
使わなくなった喪服帯と鮮やかな花柄の名古屋帯を使って、おしゃれなトートバッグに仕上げました。
この章では、その動画をもとにトートバッグの作り方を解説します。
それでは、解説していきますね!
帯のカット
まずは帯のカットを紹介します。
帯のカットのサイズの一覧です。
表布 | 32ⅹ40 |
内袋 | 31ⅹ39 |
持ち手(2枚) | 14ⅹ42 |
ポケット | 15ⅹ60 |
表布
バッグの模様にしたい柄の位置を決めたら、40㎝にカットする
内袋
内袋に使う帯も同様にカットする
ただし、袋にした時のたるみを少なくするため生地を縦横1㎝ずつ小さくする
取っ手
①
14㎝幅の生地の上下1㎝ずつを折り返す
②
幅12㎝になった布をさらに半分に折り、アイロンをかける
取っ手とポケットを作る
続いて、取っ手とポケットを作り、表布に接着芯を貼ります。
取っ手を作る
①
6㎝幅になった取っ手の生地に端ミシンをかけ、さらに幅を2つに折り、両端から6㎝の部分にしるしをつける
③
両端の6㎝を残して半分に折った部分を縫い合わせる
ポケットを作る
①
15ⅹ60㎝にカットしたポケット用の布を中表にして、半分に折る
②
15ⅹ30㎝になった長い方の片側が、ポケットの入り口になるので、柄を見てポケット口になる方を1㎝で折り返す
③
折り返したポケット口以外をL字で、縫い代1㎝で縫う
④
出来上がったポケットを裏返して外表にし、内袋用の布に縫いつける
接着芯を貼る
①
表布を外表におき、接着芯を重ね合わせる
②
布地の中心から外に向かってアイロンをかける
縫い合わせて仕上げる
各パーツができれば、一気に縫い合わせて仕上げていきましょう。
①
表布、内袋をそれぞれ中表に合わせる
②
底を縫い代1㎝で縫う
①
表布と取っ手を中表に合わせる
②
取っ手の先の部分をきれいに広げて、0.5㎝縫い代で4つすべて縫いつける(仮止め)
①
表布、内袋をそれぞれ広げて、中表に合わせる
②
表布と内袋のバッグ口を合わせて、縫い代1.5㎝で縫う
この作業で表布、取っ手、内袋が縫い合わさりましたね!
①
内袋の底から上下2か所、平行に4.5㎝のラインを引く
②
ラインの部分をつまんで、ライン同士を山折りにして合わせる
③
アイロンをかけて整える
表布も同様にマチを作ってくださいね。
①
表布、内袋と整えたマチはそれぞれクリップで止めておく
②
両側を縫う
③
内袋の片側に引き出し口を15㎝ほど開ける
④
引き出し口から、表布と内袋を出して表にする
①
内袋の角を出して、持ち手にクリップで止めておく
②
ステップ5で作った引き出し口から、表布の角を引き出す
③
表布と内袋の角を合わせて、2㎝縫い合わせる
角の引き出しと合わせ方は、難しいので、動画でよく確認してみてくださいね。
引き出し口の処理について
- 角の処理を行った後、表布と内袋の形を整えて、アイロンをあてる。
- 内袋の引き出し口の縫い代を、アイロンできれいに折る。
- 折った布を重ねて、ミシンか手縫いで縫う。
①
最後にバッグ口に端ミシンを1周かけて完成
内袋に黄色の花柄が鮮やかな黒のトートバッグが完成しましたね!
黒のトートバッグは1つ持っておくと、どんな場面でも使えてとても便利です。
ぜひ、作ってみてください!
黒の帯のリメイク【番外編】
これまで、黒の帯をリメイクして別の小物などに変化させる例を紹介してきました。
ここでは、番外編として、帯は帯のままリメイクしているSNSの投稿がありましたので、紹介しますね。
黒い帯を再生させる
ステンシルシートを使って、黒い帯に絵筆で加筆しています。
ステンシルシートを使っているので、簡単に加筆できて、帯がよみがえりますね。
自分好みの柄にリメイクできるので、愛着のある1枚ができますね!
黒い帯は捨てずにリメイクして使用しましょう!
捨てようかと思っていた黒い帯をリメイクする方法を紹介してきました。
この記事で紹介した内容をまとめてみましょう。
黒い帯のリメイク品5つ
- 帽子
- ベルト
- リュック
- タペストリー
- 道具箱
簡単にできるリメイク方法2つを紹介しました。
- 冠婚葬祭に使えるトートバッグの作り方
- 黒い帯を再生させるステンシルシートで加筆する方法
黒い帯は高級感もあって素敵な仕上がりになります。
しかも帯は長方形の形をしているので、布地の裁断も簡単です。
黒い帯は紹介したリメイク品以外でも、いろいろな小物やカバン、衣服にもリメイクできます。
あなたも、捨てようかと思っている黒い帯を、自分好みのリメイク品に変身させてみませんか?
「捨てるのはもったいない」
「捨てたくない理由があるけど、どうすればいいかわからない」
この記事が、そんな悩みの解決の糸口になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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